ポプリについて

エプロンや割烹着からスタートしたポプリ

エプロンからスタート

「pot-pourri/ポプリ」はフランス語でフレグランスの「ポプリ」という意味 。
草花が混じり合いできる豊かな香りは暮らしに彩りを与えてくれます。
そんな香りのようにひとの暮らしに寄り添う「日常着」であることを心がけています。

自然が織りなす色褪せない美しさを服へ。
リネンを中心とした天然素材、豊かな色合い、心地よいシルエット、、、
自然を纏うかのような安心感と、袖を通すとどこか凛とするような高揚感。
そんな服であるために、移りゆく日常の中で感じる「ときめき」を大切にしています。

親子、姉妹、友人、、、
年代や体型問わず、多様な草花が混じり合ってできるポプリのように
自分らしく彩り、そして永く共にできる丁寧な服を届けたいと考えています。

ポプリの始まりは、35年前に代表の中島繁美さんが創業しました。
良い素材やデザイン、丁寧な縫製にこだわった、自分たちが自信を持って販売できる良質なモノを、
「日常着」として多くの人に届けたいという想いから服づくりを始めました。

ブランド発足当初は、身近な人に喜んでもらえる様な、エプロン作りからスタートし、
地元福岡の「久留米絣」を使用したアイテムや、泥染めや柿渋染めなどのアイテムも展開してきました。
 その後、リネン素材を中心としたトータルウェア制作へ移行し現在に至ります。
立ち上げ当初から変わらず、デザインからパターンを起こし、
仕上げから検品、納品まで丁寧に自社で手掛けています。

国内の縫製工場と作り続けるというこだわりは今現在も、変わっていません。
ポプリの理念である「街の小さなレストラン」のように、
丁寧なモノを必要なだけ作り、日々の暮らしに寄り添ったモノづくりを大切にしてきた精神は、
次の世代に引き継がれています。

ポプリでは手引きでのパターン作成を立ち上げ当初からずっと続けています。
しなやかな曲線や温かみある雰囲気は、繊細な線を引けるベテランならではの技です。
CADでのパターン作成が主流になっている今日、
若手のパタンナーにはCADだけでなく手引きでのパターン作成をポプリでは推進しています。

自分で手を動かし引くことにより画面上では表現できない線を、
より実際に体感しパターンの向上を図っています。

ハンガーにかかっているだけでは分からない工夫を潜ませ、
着やすくノンストレスな、そして温もりを感じれるそんな心地の良い洋服をとことん追求しています。

ポプリの商品開発には、隠された小さなストーリーがあります。
シーズン毎に、企画のテーマとなる一カ国を決め、
その国の町や道などの名前を、使用する生地に名づけています。

その背景には「ポプリの服を着て旅に出よう!」という裏コンセプトがあります。
「真夏はポプリの服を着て南フランスへ」、「冬は、色彩が独特なリトアニアへ」など、
ポプリの服を身につけてその国を旅するのを想像しながら、
自分たちも楽しみながら企画しています。